井方 五月心さんからメッセージ
朝晩の寒さが身に沁みますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
冬に咲く花々の凛とした姿に勇気づけられます。
作品紹介
【地階】交流スペース
(左)『野球場 壁ぞいに咲く紅椿』
神宮球場近くを通ったときのこと。球場の大きさに圧倒されていると、ふと周辺に咲く紅椿が目に止まりました。
(中央)『さえずりに呼ばれ梅枝と障子窓』
鳥のさえずりに気づき障子を見ると、梅の枝の影がなんとも素敵でした。
(右)『四十雀止まる枝先梅白く』
野鳥が好きなので、鳴き声を耳にするとつい目で追ってしまいます。
【地階】廊下
(上)『早咲きの菜畑先に白き峰』
毎年1〜2月は二宮町の吾妻山公園で菜の花ウォッチングをするのが楽しみです。晴天の日にひかり輝く相模湾のパノラマと菜の花がふんわり香る丘から眺める富士山は絶景です!
(下)『旧友と菜の花匂う丘の上』
青春時代を過ごした友人たちとピクニックをしたときの句です。
【1階】ピアノ横
『白と紅 蜜蜂まとい梅の花』
梅まつりに行き、樹に近づくと小さな蜜蜂が。花のまわりを飛びまわっている姿が健気で愛おしかったです。
【2階】和室
『猫柳 小川流るる水の音』
よく通る散歩コースから外れ、川沿いのジャリ道に入ったときのこと。野性(自生)の猫柳が たくましく、花言葉のような自由を感じました。